「1歳も満たない赤ちゃんはまだ遊んでも何も分からないのではないか」と思う方も多いかもしれませんが、大人の期待する反応(笑ったり、声を出すなど)がなくてもたくさんの刺激を感じて過ごしているのです。
そんな感覚への働きかけが赤ちゃんとの遊びであり、発達を促す関わりの第一歩となります。
おもちゃの選び方のコツ
安全なもの
赤ちゃんは口に入れたり目の前の物を手に取ろうと好奇心で満ち溢れています。
その好奇心を育てるためにおもちゃの大きさや形等を注意して選ぶことで安全に遊べます。
掃除しやすい
口の中に入れたり舐めたりして感覚を楽しむことが多いです。一方、よだれがいっぱい付いてしまったすると汚れを気にすることもあるかと思います。
そのためすぐに洗ったりすぐに乾かせるもの等手入れしやすいものを選びましょう。
5感を感じられるもの
赤ちゃんは5感と呼ばれるたくさんの感覚を使って楽しんでいます。
5感は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を言います。
これらの感覚を味わえるおもちゃを選ぶことで赤ちゃんも喜んでおもちゃを使って楽しめます。
五感と呼ばれる感覚はどのように発達していく?
月齢別におすすめの玩具をご紹介する前に五感と呼ばれる感覚はどのように発達していくのかを見ていきましょう。
- 視覚:生まれたばかりの赤ちゃんの視力は明暗を区別できる程度です。外の世界で過ごすにつれ目の使い方を学んでいき追視が出来るようになっていきます。生後4か月頃まではあまり意識して見ていませんが、生後4か月を過ぎても視力は0.1程度であり3歳頃までにゆっくりと発達していきます。
- 聴覚:聴覚は胎内にいる頃から発達をはじめています。生まれて間もない赤ちゃんに声を掛けても反応がない=聞こえていないと感じやすいですが、それはまだ首や目を動かす運動機能が発達していないから。ママやパパの聞きなれた声を好み過ごしているのです。
- 嗅覚:嗅覚も聴覚のように胎内ですでに発達をはじめています。聴覚と同様視力を補う感覚機能で身近な大人のにおいやミルクのにおいを嗅ぎ分けることが出来ます。
- 味覚:離乳食が始まるまではミルクの「甘味」や「うま味」を感じて過ごしています。
- 触覚:触覚とは実際に物に触れることで感じたり、室温などの環境も関係してきます。痛みや寒さはなど自分の身を守るために大切な触覚や、「抱っこされて嬉しい・心地いい」などの触覚など様々です。
赤ちゃんはおもちゃをいつから使う?!
生まれたばかりの赤ちゃんでもおもちゃを使うことが出来ます。
始めはおもちゃを持って遊ぶことは出来ないので光ったり、音が鳴ったり、肌触りの良いおもちゃを中心として5感を満たすおもちゃから楽しむことが出来ます。
0ヶ月〜2ヶ月の赤ちゃんにおすすめおもちゃ
生まれてすぐの赤ちゃんは寝て過ごすことが殆どです。
少しずつ起きている時間が増えていく中で新しい環境に慣れていきます。
そのため玩具を通して赤ちゃんとコミュニケーションが取れる物を選びましょう。
ガラガラや鈴など音が鳴る玩具がおすすめです。
はじめは大人が赤ちゃんの目線に合わせて音を出していきましょう。次第に音の鳴る方へ視線を向けたり(追視)、成長につれて自分で鳴らすことを楽しみます。
赤ちゃんが持ちやすい物や、舐めても害にならないもの、洗えるなどお手入れのしやすい物が適していると思います。
コンビ はじめてフリフリ
握っても手首につけても面白いです。赤ちゃんが手を動かすたびに音を感じることができます。
生まれて間もない赤ちゃんなので口に入ったり舐めても安心できます。赤ちゃんの発達に合わせて5感で楽しめるおもちゃです。
ローヤル いないいないばあっ!ワンワンとうーたんのチャイム
ワンワンとうーたんのかわいいイラストで可愛らしく心地の良い音を奏でてくれます
3か月頃~の赤ちゃんにおすすめおもちゃ
赤ちゃんによっては3か月頃から首が座りはじめます。
最近では1か月を過ぎるとうつ伏せ練習を勧められることが多いですね。
またこの頃になると様々な物に興味を持ち、身近なものに手を伸ばしたり、あやされて笑うようになってきます。
赤ちゃんが自分で遊ぶ経験が出来るような玩具を選んでいきましょう。
ベビートイ くまのプーさん選べる回転6WAYジムにへんしんメリー
ひつじのショーン 3WAY アクティビティプレイジム
自動で音が鳴ったり回転するメリーや赤ちゃんが手足を動かすことで玩具が揺れて遊ぶことを楽しめるベビージムがあります。
リトミックダンススカーフ
また、このような布を使い顔や身体を撫でる遊びも赤ちゃんは大好きです。
赤ちゃんと触れ合いながらコミュニケーションを取って遊ぶことが出来ます。
布なので持ち運びも簡単です。
今後いないいないばあやティッシュ出しなどの遊びにもつながりやすくお勧めです。
6か月頃~の赤ちゃんにおすすめおもちゃ
これまでも手や服などを舐める姿が見られていたと思いますが、この時期になると玩具も積極的に舐めることが多いです。
歯が生えてくることに伴うむず痒さから玩具をカミカミする姿も増えてきます。
玩具を選ぶ際はネジやビーズなどの細かいパーツがない物や、清潔に保てる物を選びましょう。
なめても安心も~っと!なめられ太郎5代目
また、お座りが出来るようになってくると両手を使って遊ぶことが出来ます。
手足や指先の使い方を学ぶことが出来る玩具もお勧めです。まだ細やかな動きは難しいため大きくつかみやすい物を選びましょう。
オーボール
穴がたくさん空いてたり素材が柔らかいので赤ちゃんでも持ちやすくなっています。オーボールを動かすとビーズの音がするので赤ちゃんがたくさん転がしたくなります。
くるくるチャイム
ボールを入れるとクルクルと周りながら落ちてきます。そして下まで落ちると「チャリン」と鈴の音が聞こえてきて楽しめるポイントがたくさんあります。
8か月頃~の赤ちゃんにおすすめおもちゃ
この頃の赤ちゃんはハイハイやつかまり立ちが出来るようになってくることが多いですが、なかなか兆候が見られなくても玩具を使って意欲を引き出していくことができます。
赤ちゃんの目線の少し先に玩具を取り付けたり、進んでいくなど動く玩具がお勧めです。
コップがさね
コップの大きさによって色が変わるので色で楽しむことも出来ます。大きさ順に仕舞ったり、高く積み上げてみたり楽しみ方がたくさんあります。
ダンシングアリゲーター
はじめは大人が赤ちゃんの興味に合わせて引っ張って遊びましょう。
赤ちゃんが一人で歩くことが出来るようになるまで長く使える玩具です。
学習ウォーカー
メリーとして紹介した玩具も向きを変えることでつかまり立ちを助けてくれる玩具になります。赤ちゃんが全体重をかけて立とうとするので玩具がしっかりと固定されているものや周りの環境に気を付けましょう。
1歳前後の赤ちゃんにおすすめおもちゃ
1歳前後になったら指先を使って遊ぶ玩具をどんどん取り入れていきましょう。
指先への刺激は脳の発達を促すと言われています。
脳が刺激されると集中力や記憶力、考える力が発達していきいいこと尽くしです。
上記でも述べましたが1歳前後であってもまだ運動機能は未熟です。
大人が一緒に遊び方を示しながら興味を持つ玩具を見つけてあげましょう。
また、指先を使う玩具は小さい物も多くあります。
誤飲に気を付け、誤飲の可能性のある玩具は目を離さずに見守ることのできる環境で提供するようにしてください。
ビジーボード モンテッソ―教育感覚ボード
ビジーボードと呼ばれる玩具は100円均一などで代用して作ることも出来ます。
ひも通し
ベビークレミー 赤ちゃんにやさしいはじめての知育ブロック
ブロック遊びは赤ちゃんから始めることも出来ます。
始めはブロックを赤ちゃんが持てる大きさがいいですね(小さすぎず、大きすぎず)。
ブロックを積んでみたり横に置いてみたりママやパパがお手本を見せながら一緒に遊ぶと、赤ちゃんも楽しくブロックで遊べます。
レンタルおもちゃサービス~ToySub!~
今記事では1歳になるまでの赤ちゃんにおすすめの玩具を月齢や発達別にご紹介しました。
しかし現実的に1歳になる1年の間にこんなに段階があり、全てに対応して玩具を用意することは難しいと思います。
そこで最後に一番おすすめしたいのがこの「Toysub!」といったサービス。
Toysub!って何?
「Toysub!」では3か月から満6歳までの子どもを対象に1,800種類以上の知育玩具の中からおもちゃプランナーがお子様の発達や興味関心に合わせて完全個別に選定した知育玩具を届けてくれるサービスです。2か月ごとに5~6点の玩具がお家に届きます。
知育玩具レンタルのトイサブ「いろんな玩具で遊んであげたい」けれど経済面や収納場所を考えると難しい方や
「我が子が好きな玩具が分からない」といった方が「Toysub!」を利用し気に入った玩具のみを購入というケースもあるようです。
玩具の時はぜひ「Toysub!」を利用してみるのもいいのではと思います。