こんにちはコトノハ教室です。
優秀な人と言っても“優秀”ということばは様々な意味合いがあるかと思います。
私自身も「“優秀”ということばについて事細かく説明して」と言われても説明ができません。
最近読書した本に
『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』という本がありました。
この本にはトップ5%とそれ以外の社員を比較して何が違うのかについて細かく書いてあります。
「トップ5%社員の習慣と聞く」と聞くと興味が掻き立てられませんか。私はとても魅力的に感じました。
そこで今回はたくさんある習慣の中で、5原則というものがあったのため、発達支援者目線でお話していこうと思います。
優秀な人の5原則
①目的のことだけ考える
②弱みを見せる
③挑戦を実験と捉える
④意識変革はしない
⑤常にギャップから考える
この5原則が絶対的なものではないと思います。
本来は経営者目線だったり営業、開発などに携わる人に向けての書籍かと思われますが発達支援にも同じことが当てはまるのではないかと思いました。
①目的のことだけ考える
子どもの発達支援を考える上でとても大切な目標設定。多くの支援者が言っている「楽しく過ごしてもらう」ということ。
それは正しいことです。
むしろ全員このように思ってないといけないのかもしれません。
しかし「楽しく過ごしてもらう」だけが目的であれば玩具で遊ぶ、テレビをずっと観るなど子どもたちの好きなものだけで活動すべきです。
しかし、常にそのようにしている場所は少なくコミュニケーション能力や社会性を身につける練習だったり様々な活動を行っていると思います。
それはきっと目標を設定しているから。
この目標設定こそが一番大切であり、この目標を意識しながら子どもたちの発達を支援している人こそが支援者としての第一歩なのかもしれません。
②弱みを見せる
私自身言語聴覚士として子どもたちと関わることが多いですが知識、技術ともに未だ未だ未熟です。
保護者の方にフィードバックをする時も答えられない話があった時は「次回までに調べてお伝えします」などのように即答出来ないことも多々あります。
中には発達支援者として余計なプライドが邪魔してはっきりしない考えを強がって無意識の内に言ってしまっているかもしれません。
余計なプライドがあると子どもにとってベストな支援を見逃してしまうことも十分考えられるため、余計なプライドを捨て他職種や保護者の方たちと一緒に考えていくことが大切ですね。
③挑戦を実験と捉える
目標設定する時に陥りがちなことですが、目標を達成できるようにレベルを下げて達成するということ。例えば新しい試みをする時は準備や計画、予算設定など考えることが多いかと思います。ICT機器や新しいアプローチの導入はこれかと思います。
新たな挑戦となると煩わしく思う人たちがいます。私も「なんでこんなことをやるのだろう」と思うこともあります。しかし、ずっとそのままでは変化はなく成長もありません。
何事も取り組んでいかなければ何も始まりません。
既存の固定概念に囚われすぎてしまうと今の時代に乗り遅れてしまいます。
今を生きている子どもたちは、今の時代に合わせた支援が必要不可欠です。
そのため億劫にならずに新たな試みに挑戦してみたり、日々の動向を知るために自己研鑽をしていいく必要があると思います。
④意識変革はしない
意識変革はしないと聞くと難しく感じるかもしれませんが、行動することによって意識が変わるということです。
「とにかく行動しよう」ということです。
子どもたちの支援を考えることはとても大切なことです。しかし、ずっと考えるだけでは時間が過ぎるだけ。
支援を考える上で、常に考えている人は行動に移せてない人が多いかと思います。
まずは目標にむけて支援という形で行動してから各々の意識を変えていくことが必要ではないでしょうか。
⑤常にギャップから考える
需要と供給と難しい話になってくるかもしれませんが、保護者と支援者のギャップを少しずつ埋めていくということかなと思います。
保護者のやってほしいことと支援者が出来ることは必ずしも一致する訳ではありません。この差(ギャップ)を埋めていくには双方でしっかりと話し合う必要があります。
発達支援はすぐ結果が出ることは少なく継続して実施していくことが大切です。園や学校だけで実施しても意味はありません。
最も理想的なことは園や学校、家庭で一貫した方法を実践することです。
そのためには、やはり保護者と支援者との話し合いが必要不可欠です。
まとめ
私なりに優秀な人の5原則を発達支援に置き換えてお話しました。
しかし書いて表現してみると「なるほど」と思うことが多く、発達支援の実際にすぐに置き換えることが出来ました。
社会人として働く上で全て意識する必要があるものばかりです。
そのため「このような考えもあるのか」と広い視野で発達支援を続けていけたらと思います。