「子どもが自分の気持ちをうまく言葉にできない」「相手の表情から感情を読み取るのが苦手…」とお悩みではありませんか? 嬉しい、悲しい、怒っているなどの感情を視覚的に理解し、周囲に伝えるためのサポートとして役立つのが「表情カード(気持ちの絵カード)」です。
本記事では、ご家庭や療育施設、学校などですぐに使える基本的な表情を示すイラストカードを無料でダウンロードできます。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)や言語指導での効果的な使い方、遊び方も合わせて解説していますので、ぜひ日々の学習やコミュニケーションにお役立てください。
表情カード(気持ちの絵カード)とは?
表情カードとは、人の顔の表情(嬉しい、悲しい、怒る、驚くなど)と、それに伴う「気持ち・感情」をイラストで分かりやすく視覚化した絵カードのことです。
発達障害(自閉症スペクトラムなど)のあるお子さんや、言葉の発達がゆっくりなお子さんは、目に見えない抽象的な「気持ち」を理解したり、言葉で表現したりすることが苦手な場合があります。
イラストを使った表情カードを活用することで、自分や相手の感情を客観的に学ぶことができます。
表情カードを活用するメリットや目的
表情カードを使った学習や支援には、主に以下のようなメリットがあります。
■自分の気持ちを伝える手段になる
「今、どんな気持ち?」と聞かれたときに、言葉の代わりにカードを指差すことで、フラストレーションを溜めずに自分の感情を伝えやすくなります。
■相手の気持ちを想像する力が育つ
「このお顔はどんな気持ちかな?」と考えることで、他者の感情を読み取る力(共感性)が育ちます。
■SST(ソーシャルスキルトレーニング)に役立つ
対人関係のトラブルを防ぎ、円滑なコミュニケーションを築くための土台作りに繋がります。
家庭や療育での効果的な使い方・遊び方
ダウンロードした表情カードを使った、おすすめの学習方法をいくつかご紹介します。お子さんの発達段階や課題に合わせて取り入れてみてください。
■表情と気持ちのマッチング
「『嬉しい』お顔はどれかな?」と声をかけ、該当するカードを選んでもらいます。言葉と表情を一致させる基礎的な練習です。
■感情の理由を考える(状況の理解)
カードを見せながら、「どうしてこの子は『悲しい』お顔をしているのかな?」と一緒に理由を考えます。
「おもちゃが壊れちゃったからかな」など、状況と感情を結びつける練習になります。
■気持ちのバロメーターとして壁に貼る
自分の気持ちを言葉にするのが難しいお子さんの場合、コミュニケーションツールとして目につく場所に貼っておくのも効果的です。



