ひらがなは50音表を用いながら学習が進められることが多いですが、50音表に記載されているひらがな数は46文字です。
ひらがなは基本的に母音、母音と子音の構造から成り立ちます。
50音表は母音の行(5)と母音を含めた子音の行(10)を掛け合わせた数を当てはめただけで実際に50文字あるわけではありません。
例外として母音を含まない”ん”を便宜上50音表に含めています。
50音表の46文字の他に濁音、半濁音を含めると71文字となります。
※濁音(例:が,だ)、半濁音(例:ぱ)
拗音36文字(ゃ、ゅ、ょ)、促音(っ)1文字、長音(ー)もあります。
長音(ー)に関しては話し言葉として表記されることも増えてきており、ひらがな学習において伸ばす音を長音として練習することも増えています。
ひらがなは何歳に習得する?幼稚園年長児編
太田,宇野,猪俣¹⁾の調査結果によると
調査結果より、平均読字数が平均書字数を上回っており、読む事の方が習得が早いということがわかります。
なお先行研究として島村ら²⁾国立国語研究所³⁾の調査結果も併せて参照してください。
¹⁾太田静佳,宇野彰,猪俣朋恵:幼稚園年長児におけるひらがな読み書きの習得度 音声言語医学59:9-15,2018
²⁾国立国語研究所:幼児の読み書き能力 1972,3,31
³⁾島村直己,三神廣子:幼児のひらがなの習得-国立国語研究所の1967年の調査との比較を通して-