こんにちはコトノハ教室です。
先日税務署の方に開業届を提出してきました。
「いつかいつか…」と思ったまま月日が流れてしまったのですが、ようやくですね。
提出する前はドキドキでしたが、5分にも満たない時間で終えることが出来ました。
今までは会社で税金などの手続きをしてましたが、今後は自分で手続きが必要です。
まだまだ税金について知らないことだらけですが、少しずつ学んでいきます。
言語聴覚士としてどうやって開業するのか。
今後開業してみたいと思っている方に役立てていただければと思います。
開業といえば様々な方法がありますが、ここでは個人事業主を想定します。
開業したタイミング
1年前にnoteを始め「ことばの先生として開業する始めの一歩」と意気込んだ記事を投稿しました。
去年の1年間はSNS等を通じて情報発信を続けてきました。
前職場に所属期間も年内(2021年)までと決めていました。
そこで今年(2022年)より新たな環境、心意気を持って開業に至りました。
まだまだ事業計画が曖昧な部分が多数ですが温かく見守っていただければと思います。
開業届のメリット
事業を開始するにあたり開業の提出が必要となります。
そのため、新年になった1月中に開業届とやらを税務署に提出しました。
開業届を出すと書類面などの仕事が増えますが、メリットたくさんあります。
そのメリットについてお伝えします。
開業届は「個人事業の開業・廃業等届書」という正式名称で、事業を新設したり移転、廃業する時に税務署へ提出する書類のことです。
事業を開始した日から1月以内にこの開業届の提出が必要とされていますが、この期限を過ぎても罰則等はないようです。
開業届を出すことの一番のメリットは税制上大きく節税に結びつくということ。
開業後に2ヶ月以内に青色申告(所得税の青色申告承認申請書)を申請することによって最大で65万円が控除されます。
税金は売上から経費を引いた金額(所得金額)に対して課されます。
しかし青色申告特別控除を申請することで所得金額(売上ー経費)からさらに最大65万円を引いた金額に対し税金が課されます。
ここで注意が必要なことは青色申告特別控除を申請するにはその年の3月15日までに「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出することが必要があります。(新規に開業した場合は開業後2ヶ月以内に提出)
私の場合は開業届と青色申告書を同日のその場で提出をしてきました。
私自身は税制に関して疎いですが、税制上メリットとなるような環境を整えました。
青色申告は複式簿記が必須のため、管理が難しいと言われます
今後はコツコツと学習しながら知識を習得していこうかなと思います。
国税局のHPから「個人事業の開業・廃業等届書」「所得税の青色申告承認申請書」の書式をダウンロードすることができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm
医療職の資格でも可能なのか?
「お医者さんや歯医者さん出なくても開業できるの?」と困惑する医療職の方がいるかと思います。
医療職はその名の通り医療行為をする職種の人たちであり、医療行為はお医者さんからの指示が必要となるかと思います。
言語聴覚士は嚥下訓練や人工内耳の調整などはお医師さんの指示が必要となります。
医療機関ではリハビリテーション処方箋を元にリハビリを行ないます。
しかしこの処方箋はお医者さんから処方されるため言語聴覚士が独断でリハビリすることは出来ません。(もし医療的リハビリをしたい場合はその旨を担当医と相談すると良いかと思います。)
これらの不安要素が開業する際に感じられる人が大半なのではないでしょうか。
個人事業主の場合は医療行為は出来ませんが、専門知識を用いて開業することは可能です。
幼児教室や学習塾、習い事のような事業所であれば資格の有無を問わず開業することが出来るのではないでしょうか。
私は上記のような事業所も視野を入れて開業致しました。医療行為だけに目を向けてしまうと難しいです。
しかし持っている知識、技術を活かす方法を模索すれば開業することは可能です。
開業するにあたり大切なこと
私は開業する前は医療機関や福祉機関でしか勤務先がないと思っていました。
しかし、他職種の人たち(普通の会社員といえば良いのでしょうか)と話をする内に働き方は無限大であることに気付きました。
今後開業を考えている人がいれば何をしていきたいのか(←ここが大切)
言語聴覚士としての道を極めていきたのであれば、開業するより大学病院などの大きな病院で最新技術などを学ぶ方が良いのかなと思います。
私が開業へ至った経緯としては言語聴覚士というよりも私(コトノハ教室)というブランド確立していきたいと考えたから。
今後開業を考えている人がいれば何をしていきたいのか勘案して決断してください。どのような事業にするのか。