言葉の先生が教えるおすすめな言葉の学習方法【幼児編】

私が言葉の指導において使用する学習方法についてご紹介します。

ここで紹介するものは絶対的なものではないため個々に応じて学習方法をご検討ください。(随時追加していきます。)

人形遊び

人形とそれに関連する物を用意して大人と物を操作しながら遊びです。

使用教材

人形、帽子や靴など
他にもスプーンや歯ブラシなども必要に応じて準備してください。

問題例・解答例

Q.物を用意して、大人「帽子(をかぶせてあげて)」
A.人形の頭に帽子をかぶせる

同じイラストのマッチング

複数の絵が描かれている台紙とそれと全く同じ絵(カード)を用意します。台紙を子どもの前に置き、一枚ずつ絵カードを渡し(+名前を言う)、台紙内の同じ絵のところに絵(カード)を置いてマッチングしてもらいます。絵カードマッチングについての記事はこちら

使用教材

台紙(絵カードと同じイラスト)
絵カード(台紙と同じ絵カード)
  (おすすめの絵カードはこちら

問題例・解答例

Q.(絵カードを示しながら)これと同じところにおいてね
A.絵カードと同じ絵に置いたもらう

今から言うものはどれ?!

絵カードを並べて大人「くつはどれですか?」と言ったものを選んでもらいます。慣れてきたら絵カードを並べる枚数は4枚や6枚などに増やすこともあります。

使用教材

絵カード(おすすめの絵カードはこちら

問題例・解答例

Q.くつはどれですか?
A.指さしてもらう、絵カードを渡してもらう

これはなに?

絵カードを見てもらい、その名前を答えてもらいます。例えばコップの絵カードであれば「コップ」が正解ですが、他にも「ごくごく」、手を口元に運ぶジェスチャーなども正しい反応です。絵カードについての詳細はこちら

使用教材

絵カード(おすすめの絵カードはこちら

問題例・解答例

Q.(絵カードを見せながら)これはなんですか?
A.コップ (orごくごくorジェスチャー)

言葉の特徴を考えよう

イラストがどのような形、色、カテゴリーになっているか言葉そのものの意味を広げることを目的としています。
カテゴリー分けの解説はこちら

使用教材

絵カード(おすすめの絵カードはこちら
コトノハ教材庫の教材(教材庫はこちら

問題例・解答例

Q.(りんご)イラストを見てこれはどのような形ですか?(これは何するものですか?など)
A.形→丸い、色→赤、カテゴリー→食べ物

2つの言葉の共通点を探そう

イラストの言葉の特徴を捉えて、そこから2つの共通するものを考える力の学習や言葉そのものの属性や概念を把握することを目的としています。

使用教材

絵カード(おすすめの絵カードはこちら
コトノハ教材庫の教材(教材庫はこちら

問題例・解答例

Q.(ももとみかん)イラストを見て何が同じでしょうか?
A.形→丸い、カテゴリー→(食べ物、果物)、事物→葉っぱがある など

動物を動かそう

状況画上に動物フィギュアを置いてもらって大人の言った通りに動かしてもらったり、自由に操作してもらいます。

問題例・解答例

状況画
動物フィギュア

問題例・解答例

Q.象がお腹空いているよ。葉っぱを食べさせてあげよう
A.象の動物フィギュアを使って状況画の草付近に持っていく

人気記事ランキング

1

ことばは1歳頃から話し始めると言われますが、話し出す前からも指差しをしたりママ・パパに目線を向けたり等コミュニケーションは始まり大人と笑い合ったり物の受け渡し等のやりとりから学習していきます。 このや ...

2

3歳以上になってくるとことばでのやりとりが出来るようになり、遊んだ場所やお友達の名前などを少しずつ子どもからお話出来るようになります。 そして5歳になると就学にむけて文字の読み書きや表現力が豊かになっ ...

3

私たちの周りにはひらがなや漢字が当たり前のように使われています。その中でもひらがなは文字学習の中で早く学習していきます。そこで今回はひらがな学習におけるポイントと無料教材についてご紹介していきます。 ...

4

赤ちゃんが喜ぶおもちゃ、歩き始めるようになってきたら喜ぶおもちゃ。子どもたちが喜ぶおもちゃは数多く存在しています。 ここでは私がことばの学習で使用する物や保護者におすすめとしているおもちゃを紹介してい ...

-人気記事, 子育て情報, 支援者向け
-, ,