怒りのボディマップ【無料プリント】~感情を視覚化!小学生向けSST・アンガーマネジメント教材

「子どもが急に怒りを爆発させてしまう」 「イライラした気持ちを、うまく言葉で伝えられない」 そんなお悩みはありませんか?

感情をコントロール(アンガーマネジメント)するためには、まず「いま、自分は怒っている」という体のサイン(内受容感覚)に気づくことが第一歩です。しかし、自分の内側の感覚に気づき、言葉にするのは、子どもにとって意外と難しいものです。

そこで今回は、怒ったときの体の変化を視覚的に理解できるSST教材「いかりのボディマップ」をご紹介します。ご家庭や放課後等デイサービス、学校の教室ですぐに使える2種類のプリントをご用意しました。ぜひダウンロードしてご活用ください。

怒りの感情に気づく第一歩!「ボディマップ」とは?

ボディマップとは、感情が動いたときに「体のどこに、どんな変化が起きているか」を人型のイラストに色塗りをして視覚化するワークです。

怒りを感じたとき、「頭がカーッと熱くなる」「手にギュッと力が入る」「心臓がバクバクする」といった身体の反応が起こります。

この身体のサインに早く気づけるようになると、「あ、私はいま怒っているな。少し深呼吸しよう」と、怒りが爆発する前に対処行動をとりやすくなります。

言葉で感情を表現するのが苦手なお子さんでも、色塗りワークを通して楽しく自己理解を深めることができるのが大きなメリットです。

【無料ダウンロード】SSTプリント「いかりのボディマップ」(2種類)

お子さんの発達段階や特性に合わせて使い分けられるよう、2種類のプリントをご用意しました。以下の画像(またはリンク)からダウンロードして印刷してください。

① 色指定ありタイプ(導入向け) 赤(あつくなる)、青(ちからがはいる)、黄色(ドキドキする)など、あらかじめ塗る色が指定されているタイプです。初めてワークに取り組むお子さんや、選択肢があった方が取り組みやすいお子さんにおすすめです。

② 色を自分で決めるタイプ(発展向け) 「熱くなるのは何色がいいかな?」「力が入るところはどんな色で塗る?」など、自分の感覚に合わせて自由に色やルールを決められるタイプです。より自分の内側の感覚にフィットしたオリジナルのボディマップを作ることができます。

教材の使い方・進め方のステップ

いきなり「塗ってみて」と渡すのではなく、大人と一緒にステップを踏んで進めることが大切です。プリントの構成に沿った効果的な進め方をご紹介します。

導入とモデルの提示(先生・大人のばあい)
まずは、支援者や保護者が見本を見せます。プリント左下にある「先生のばあい」を使って、「先生は怒ると、頭がカーッと熱くなるから赤く塗るね。肩にグッと力が入るから青く塗るよ」と、大人の身体の変化を自己開示しながら実況中継してみましょう。

■自分の感覚を思い出す
「最近、少しイライラした時のことを思い出してみて。その時、からだはどんな感じだったかな?」と優しく問いかけます。強い怒りではなく、少しイラッとした程度の出来事を思い出すのがポイントです。

色塗り・書き込み
人型イラストに色を塗っていきます。上手く塗れなくても大丈夫です。「手がギュッとなる」など、矢印を引いて言葉を書き込むのもとても効果的です。

肯定と共有(気づいたこと)
塗り終わったら、「手がギュッとなることに気づけたね!」「心臓がドキドキしてたんだね」と、自分の体の変化(内受容感覚)にアクセスできたこと自体を強く肯定します。右下の「気づいたこと」欄に、大人がコメントを書いてあげるのもおすすめです。

指導のポイントと声かけのコツ

このワークの目的は「正しく塗ること」ではなく、「自分の体のサインに意識を向けること」です。

「怒ることは悪いことではないよ」「怒りから体を守るためのサインなんだよ」と伝えてあげてください。

ボディマップで自分の「怒りのサイン」を知ることができたら、次は「じゃあ、このサインが出たらどうすれば落ち着くかな?(深呼吸する、水を飲むなど)」といった、具体的な対処法(コーピング)を考えるステップへと繋げていくと、より効果的なアンガーマネジメントになります。

ぜひ、このプリントを活用して、お子さんと一緒に「気持ちとからだの繋がり」を探求してみてください!

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