言語聴覚士国家試験に向けた学習方法と体験談を語る

言語聴覚士国家試験は毎年2月中旬頃に実施されています。大学、専門学校生は最終学年に国家試験対策を送る毎日になるかと思います。

最終学年の夏頃の模試では合格点に届いている人もいれば、そうでない人もいます。私も後者で受験対策で気持ちが焦る毎日を過ごしてきました。

そこで今回は言語聴覚士国家試験に向けた学習方法とその体験談と併せてお話します。

学習方法のパターン

国家試験だけでなく、学生時代は定期試験なども多く行われています。

その試験に合格する学習方法を中心に進めば自ずと知識は身に付きますが、中には「勉強の仕方がわからない」という人もいます。

私もこれから紹介するような勉強を試しましたが「私には合わない」というものもあります。

勉強仲間と同じ勉強方法でも合わなければ自分の知識として定着しません。そのため「まだ勉強の仕方がわからない」とい人は下記も選択肢として自分に合わせた方法を見つけてください(私自身、勉強のスぺシャリストでないため学習法についての詳細は各自お調べください)。

学習方法

ノートにまとめる

教科書や講義のポイントなどを自分の言葉でノートなどにまとめる方法です。

たくさん書く

これは「要点をまとめること」よりも記憶に定着させるための方法です。

タイピングする

筆記用具で書くのではなくPCなどを用いて文字をタイピングする方法です。

問題を解く

国家試験のような選択式や定期試験にもあるような記述式、穴埋め式の回答で記憶に定着させる方法です。

学習方法の体験談

私自身勉強方法がわからず、周囲がやっている方法で勉強を進めていましたが定期試験や模試で点数が伸びないという苦い経験をしてきました。
私は「教科書を読み進めるだけ」、「文字を書くだけ」ではやること自体が作業化し記憶に残すことが出来ませんでした。
(きっと「教科書を読みながら、読まなくても説明する(書く)」を実行していれば記憶することが出来たかもしれません。)

しかし、「手を動かしながら学習をしたい」と思い辿り着いた方法がPCを使ったタイピングでした。
タイピングを使った学習は覚えたいポイントをひたすらキーボードで打ち込みをしていくように進めていきました。

ペンで書くよりも圧倒的に早く文字にすることもできることや、キーワードと合わせて簡略した説明も一緒に手早く入力することができ、この学習方法に取り組めてよかったです。

入力した内容の体裁を整えれば、「まとめ」としても残すことができるため私にとってこれ以上ない学習方法でした。

デメリットを挙げるとしたら、タイピングができる必要がある。PCやタブレットが必要となる(スマホのフリック入力でもいいかもしれません)。

タイピングの他には教科書やプリントの大事な箇所を緑色ペンで潰し、赤下敷きで隠しながら大事な箇所を考える学習も同時並行で進めました。私の場合はインプットというよりアウトプットで何度も思い出しながらの方が記憶に定着しやすいかったのかもしれません。
欠点は教科書やプリントが緑色だらけになり汚れてしまうことでした。

あとは、ひたすら過去問を解くことを続けました。最終的には全ての単元で9割以上取れるように仕上げました。

何度も繰り返すと答えの番号を覚えてしまうため、番号ではなく選択肢のどの部分が違うのか、知らない言葉を説明できるようになるまで知識を入れることを目的に過去問を解きました。

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タイピング、赤下敷き、過去問を中心に進めましたが、国家試験3ヶ月前くらいには過去問ばかりを解いていました。

勉強方法ではこのような流れを中心に進めていきました。

過去問の体験談

上記では過去問を使った学習についめお話しましたが、当時使っていた過去問は上記の言語聴覚士国家試験対策委員会(著)のものを使用していました。この本と単元別になった過去問(プリント)を当時持っていたのでその2つを使用していました。

現在は他にもいくつかの過去問が載っている書籍も購入できるようになっていたので、自分にあったものを選ぶといいかもしれません。

書籍の他にもオンラインで過去問ができるサイトがあったため「言語聴覚士 過去問 オンライン」などのキーワードで調べるといいかもしれません。

※私の経験ですが、色々と手を出してしまうと、問題を解くこと自体が作業化してしまうため「問題のどこが違っているか」を考える時間が疎かになりました。そのため過去問の本とプリントのみを徹底的に使うことを心がけていました。

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受験対策時の生活リズムについての体験談

「どれくらい勉強したらいい?」が一番気になることかもしれません。

私は1日/週 は勉強をしない日を作っていました。(=6日/週 勉強日)

勉強しない日を作った理由として、この休みをモチベーションとして勉強を進めること。勉強しない日を作ることによって焦る気持ちを意図的に作っていました。

そのような理由から6日/週 を勉強日として設定していました。

そして1日の勉強時間は主に下記のようなスケジュールでした。

【 勉強スケジュール 】
4時~7時   起床・勉強      苦手科目中心
7時      ごはん 仮眠
8時~12時  勉強
12時     ごはん 休憩
13時~18時  勉強         苦手科目中心
18時     ごはん 休憩
19時~22時  勉強
22時~    就寝

勉強中は水分補給やお菓子などを摘まみながら進めています。集中できない場合は散歩をしたり、環境を変えるなど気分転換を図りました。

私の場合、起床時や休憩直後は頭がすっきりしているため、苦手としている科目を中心に進めていました。

「疲れた」と感じた時や集中しにくい時間帯は得意とする科目をやってみたり、体調に応じながら勉強科目を決めていました。

このような生活を送りながら国家試験に臨みました。学習方法や生活リズムは個々によって違うため、自分にピッタリな方法を見つけて勉強に励みましょう。

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