1日の使い方は人それぞれ。
平日や休日の過ごし方も異なり、平日は園や学校、仕事などの予定があり休日と比べると何かと忙しいかと思います。
一方、休日の過ごし方は平日と比べて自分で予定を調整することが多いのではないでしょうか。
朝早く起きて活動をする人、ゆっくり寝て疲れを癒す人など。ストレス解消方法も人によって異なります。そのため絶対的なものはないです。しかし、ある程度は社会的に考えられている生活リズムを知るということは周囲の人との交流の中で必要となります。
1日の過ごし方プリントでは実際の生活リズムと良いと思われる生活リズムについて考えるプリントとなっています。このプリントを通して自分の生活リズムを見つめる機会となれば幸いです。
1日の過ごし方プリントの使い方
実際に過ごしている1日と良いと思われる1日の2つのパターンについて考えてみましょう。
(今回はお子さんがこのプリントを使用することを前提として説明します)
実際に過ごしている1日
お子さんが実際に過ごしている1日について左に書かれている時間と照らし合わせながら記入していきましょう。
大人側は実際に過ごしている動きについては何も意見を言ってはいけません。その理由を2つ挙げます。①否定的な意見を言ってしまうため②生活リズムを把握するため
①否定的な意見言ってしまうため
肯定的な意見であれば良いのですが、否定的な意見を伝えることが大人が多いです(例えば「早く寝ないとだめでしょ」)。否定的な意見を伝えると学習意欲が低下してしまいます。実際に過ごしている1日よりも良いと思われる1日について考える方が負担が多いため始めの段階である実際に過ごしている1日はありのままの生活リズムについて書いてもらいましょう。
②生活リズムを把握するため
現状の生活リズムを把握することで家庭や所属機関での困りごとが見えてくることもあります。生活リズムを改善するにしろ、まずは現在のリズムを把握することから努めましょう。
良いと思われる1日
人によって良いという捉え方は異なりますが、多くの人良い1日は規則正しい生活リズムのことを指すのではないでしょうか。
例えば不規則な生活リズムではご飯の回数が2回以下、もしくは4回以上になるケースが多いです。
そのためご飯を食べる時間や整容や入浴する時間などを意識して考えることで規則正しい生活リズムへ近づけるのではないでしょうか。
しかし、実際にはお子さんの自覚なども必要となります。そのためこのプリントを進める時は大人が一方的に規則正しい生活リズムを伝えるのではなく、お子さんに考える時間を十分作りながら取り組んでみてください。