こんにちはコトノハ教室です。
特性って言葉は聞いたことがあるでしょうか?
もしかしたら「この人は特性が〜」などのように言われたことがあるかもしれません。
そもそも特性ってなに?
特性があるからどうなの?
そんな部分についてお話できたらと思います。
特性ってどういう意味?
特性っていう言葉をインターネットなどで調べてみると
その人だけが持っている能力である。
と出てくるかと思います。
発達がゆっくりな子どもに対してよく「特性が〜」と目立ったように聞かれるかもしれません。
しかし、特性は全ての人に対してあります。
発達がゆっくりな子どもに限らず全ての人にあり
人によってはその特性のことを個性であると言う場合にはもあります。
特性は全ての人がもっている
ということをわかってもらえれば良いのかなと思っております。
よく言われる特性ってどういうもの?
よく私が言われることとして…
几帳面!
たくさん挑戦する!
など
良い言い方をするとこんな感じですが、
裏返すと
几帳面=気にしすぎ
たくさん挑戦する=一つのことに対して集中できない
このような感じでしょうか。
特性は見方によっては強みにもなるし弱みにもなります。
特性というものは人それぞれにあるものであり、
持っているものも異なっていきます。
MSPAって知ってる?
別の記事で書いてありますが特性を把握するツールとしてMSPA(エムスパ)というものがあります。
MSPAは大きく14個の特性に分けて視覚的にわかるようになっています。
このツールを使って特性を明らかにすることで、より早期から支援を開始しようという目的でMSPAは作られました。
特性って具体的にどんなものがある?
MSPAでは自閉症スペクトラムやADHD、学習障害などの特性を項目として当てはめています。
例えば
自閉症スペクトラム
→こだわり、対人関係
ADHD
→集中力、活発
学習障害
→読み書き
など(言い回しを変えている場所があります)
これらに類するものが特性と言われています。
ビッグファイブ理論(特性5因子論)と言われるものもあります。
神経症的傾向
→環境やストレスによる耐性
外交性
→お友達との関わりが積極的
開放性
→好奇心が旺盛
協調性
→お友達に合わせることができる
誠実性
→意思を持ってゴールに辿り着く
これら5つの特性についてどれだけ当てはまるかによってそれぞれのもっている特性を知ることもできます。

まとめ
特性というものは誰もが持っているもので、世界的に特性というものは◯であるという様に完璧に指定されているわけではありません。
そのため、上で挙げた話題に対して特性とは当てはまらないと言う人もいるかもしれません。
ただ、MSPAは病院などで受けることができるようになったことから(診療報酬算定可能)、医学的に特性という言葉はMSPAの項目にあるものが特性という現れなのかもしれませんね。