ビジョントレーニングはものを見る、脳で理解する、その情報を出力するという見る力を伸ばすトレーニングとなっています。
ものを見る、脳で理解する、情報を出力する力が安定していないと認知面に対しての学習も躓きが出てしまうことも多いです。
それらを鍛えるとするビジョントレーニングについてお話しします。
ビジョントレーニングを構成する3つの能力
3つの能力
眼球運動
視知覚認知
目と手の協応
眼球運動
眼球運動
追従性眼球運動
跳躍性眼球運動
輻輳開散運動
追従性眼球運動
ものを辿ることや動いているものを追う動きのこと。
例えば、一列に連なった文字を見ること、動物の動きを目で追う等。
跳躍性眼球運動
ある点からある点に目線を移すこと。
例えば、左右の神を見比べる、学校の黒板の文字を見てノートに目線を移す等。
輻輳開散運動
近くを見るときは寄り目になり、遠くを見る時は両目が離れること。
視知覚認知
色や形、位置などの情報を認識して整理する働きがあります。眼球運動は情報の入力ですが、視知覚認知はその情報の整理や保存するために必要不可欠です。
目と手の協応
得られた情報を元に出力することがこれに当てはまります。
眼球運動や視知覚認知は得意だけど目と手の協応を苦手とした場合、文字を書くということも苦手であることが多いです。
手先の運動だけでなく全身の使い方が不安定であることや情報を上手に整理しきれず思うように体を動かせないこともあります。
そのためビジョントレーニングだけでなく全身運動(粗大運動)に対してもアプローチすることも重要です。
まとめ
ビジョントレーニングは視覚情報を得るだけでなくそれを脳内で整理することやそれを外部に表出することも視野に入れたものとなっています。
しかし、他のアプローチと共通して言えることがそのアプローチだけでなく他の側面からも考える等、ビジョントレーニングだけに指導者が拘らずに多様な視野を持ち指導方法を検討することが必要不可欠です。