電車の中やレストランなど、静かにしてほしい場所で子どもの声が大きくて困った経験はありませんか?
「静かにしてほしいな」と伝えても、子どもにとっては「どれくらい静かにすればいいのか」という基準が分かりにくいものです。
今回は、目に見えない声の大きさを視覚的に分かりやすく学べる、オリジナルプリントを作成しました。
場面に合わせた適切なボリュームを考える練習プリントもあります。
ご家庭や教育現場でのSST(ソーシャルスキルトレーニング)にぜひご活用ください。
なぜ「声の大きさ」をコントロールするのが難しいのか?
子どもにとって、声のボリューム調整が難しいのには理由があります。
「声」は目に見えないため、「アリさんの声で」「もっと小さく」と耳で聞く言葉だけでは、イメージを掴みにくいのです。
特にお子さんの場合、自分の声の大きさに気づきにくかったり、場所の状況に合わせて行動を切り替えるのが苦手だったりすることがあります。
だからこそ、目で見える形(視覚支援)でルールを伝えてあげることが大切です。
声の大きさプリントの使い方
今回作成したプリントは、ステップを踏んで学べるように2枚用意しています。
ステップ1:声のボリュームメーターを知ろう
まずは、1〜5までの数字と動物のイラストを使って、声の大きさの基準を一緒に確認します。
■ 1(ちょうちょ):ナイショ話の声
■ 2(ねずみ):となりの人と話す声
■ 3(うさぎ):みんなで話す声
■ 4(さる):発表する時の声
■ 5(ぞう):外で遊ぶ時の声、危ない時に知らせる声
「今はうさぎさん(3)の声でお話ししようね」と、具体的な数字や動物で伝えることで、子どもがスッと理解しやすくなります。
ステップ2:場面に合わせた声の大きさを考えよう
基準が分かったら、次は実践編です。
「図書室では何番の声がいいかな?」「公園で遊ぶ時は?」など、具体的な場面を想像しながら、カッコの中に数字を書き込んでいきます。
間違えても否定せず、「どうしてそう思ったの?」と理由を聞いてあげると、より深い理解に繋がります。

