「順番が待てずに手が出てしまう」「ゲームで負けると泣き叫んでしまう」「遊びの輪にうまく入れない」……。 学校生活や放課後の時間など、友達との関わりの中で起きてしまうトラブルに悩んでいませんか?
今回は、、コミュニケーションに苦手さを抱えるお子さんに向けた無料のSST(ソーシャルスキルトレーニング)プリントをご用意しました。
子どもたちが実際につまずきやすい「学校の場面」を切り取り、イラストを見ながら「自分と相手の気持ちの理解」を深め、次にどう行動すればよいかを学べるワークシートです。 放課後等デイサービスや通級指導教室での活動、ご家庭での振り返りにぜひご活用ください。
このSSTプリント(ワークシート)の特徴
言葉だけで「相手の気持ちを考えなさい」「次はこうしなさい」と伝えても、状況を想像するのが苦手なお子さんにはなかなか伝わりません。 本ワークシートは、視覚的なわかりやすさを重視し、以下のステップで無理なく学べる構成にしています。
■具体的な場面をイラストで確認
日常でよくあるトラブル場面をシンプルなイラストにしています。パッと見て状況を把握しやすくなっています。
■自分と相手の「気持ちの理解」
「うれしい・かなしい・おどろく・おこる」といった感情から選ぶことで、自分の気持ちを客観視し、同時に相手がどう感じたかに気づく練習をします。
■正しい行動の選択
失敗を責めるのではなく、「次はどうする?」と未来の行動に目を向けます。複数の選択肢から適切な対応を選ぶことで、正しいソーシャルスキルをインプットします。
SSTプリントの効果的な使い方と大人の声かけ
プリントに取り組む際は、「テスト」のように正解を急がせないことが大切です。
まずは「このとき、〇〇くんは早くブランコに乗りたかったんだね」「負けて悔しかったね」と、お子さんの気持ちを否定せずに共感・肯定することから始めてください。 自分の気持ちを大人が受け止めてくれたと感じることで、子どもは「じゃあ、相手はどうだったかな?」と他者の視点に立つ余裕が生まれます。
また、選択肢にないユニークな解決策がお子さんから出てきた場合は、「ほかにあれば」の欄に記入し、一緒にその方法がうまくいくか話し合ってみるのも効果的です。
このプリントが、子どもたちの「わかった!」「次からはこうしてみよう!」という自信につながる一助となれば幸いです。



