絵カードの使い道は遊ぶだけではない

こんにちはコトノハ教室です。
カード遊びと聞いて皆さんが想像するものはなんでしょうか。
トランプやUNOこれらも立派なカードですね。
カードゲームバトルとして各メーカーも頑張っていますね。それくらいカード遊びというものは身近な生活の中に存在しているものです。

ゲームをする物だけではなく、ことばを覚える時にも度々使われますよね。
果物のカードを見たり動物のカードを見て一緒に鳴き声を出してみたり。

絵カードの使い方はたくさんありますが、私がよく使う絵カードの使い方についてお話をしていきます。

そもそも絵カードってどんな種類がある?

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絵カードには様々な種類のものがあります。
一例として少し紹介すると

名詞(もの)カード
→りんご、にんじんのような食べ物や椅子、鉛筆のような生活道具を示すカードがあります。
動詞カード
→歯を磨く、ご飯を食べる、走るのように動作を示すカード
状況画カード
→公園で遊んでいる場面やお話しを聞いている場面など状況を示すカード

このようなカードがあります。他にも時計カードやひらがなカードなど学習で使うカードがたくさんあります。

なぜ絵カードを使うの?

子どもとの関わりの中で絵カードを使うということは多々あるかと思います。
そこで私が発達支援をする上での絵カードを使う理由をお伝えします。

理解してもらうため

コミュニケーションを身につける

主にこの二つの理由があります。

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理解してもらうため

◯ことばの理解を促す
ことば(音声)を理解することが苦手な子どもに対して“絵を見せながら説明する”ということをやります。
「みかん」ということばを聞くと私たちはすぐに果物の“みかん”であることを理解することが出来ます。しかし、ことば(音声)を聞くことが苦手な子どもは「みかん」ということばを聞いても果物の“みかん”ということを想起することが難しいです。そのため、”みかん“の絵カードを見てもらうことによって果物の”みかん“であることを知ってもらいます。

保育・教育場面においても絵カードはとても大切なものです。ことば(音声)の理解がある子どもに対しても絵カードはとても有効的です。
保育・教育場面は必ずと言っていいほどお友達と一緒に行動をします。
子ども全員に絵カードを見せて説明することによって、全員が同じように行動することが可能です。そしてことば(音声)の理解が苦手な子どもは絵カードを見るだけでなく、周りの友達の動きを真似することもできます。

◯わかりやすい環境作り
わかりやすい環境作りというのは一人で全て行動することが出来るということ。
子どもとの関わりでついつい「次はこれね」と大人が随時声かけをするということが度々あるかと思います。随時声かけをしていくということは子どもにとっては受け身になるということです。
例えばキャップを閉めるという課題が終わったとしたら「(やっと終わった。次は何かな。先生が言ってくれるまで待ってよう)」のような姿勢になってしまいます。
絵カード等の視覚情報によりスケジュールや工程表があることによって見通しを立てながら過ごすことが可能になります。

コミュニケーションを身につける

絵カードは大人が見せるための物だけではありません。
子どもから大人に絵カードを見せたり渡してのやりとりが可能です。
トランプやUNOといったカードゲームは相手を意識したルールに沿って行われる遊びですね。
しかしカードゲームと言うと難しく感じるかもしれません。
そこで私が発達支援でよく使う方法として子どもの方から絵カードを提示してもらうという方法があります。

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まだ上手にお話しが出来ない子どもに対しては絵カードを使って自分の欲するものを表現する練習をしていきます。この絵カードを使うことによってお友達や大人と関わるというやりとりを増やしていきます。そしてやりとり(即ち)コミュニケーション出来るという楽しさを感じてもらいます。

絵カードを使ったコミュニケーションをするとことば(音声)が出ないと言われることがありますが、これは大きな間違いです。
ことば(音声)というのはコミュニケーションを図るためのものです。
ことば(音声)を話す前のコミュニケーションという基盤を作るために絵カードを通してのやりとりがとても大切となります。
そのため私はコミュニケーションの基盤作りとして絵カードを使ってやりとりの練習をことが多いです。

まとめ

絵カードを使うことによって子どもたちの世界がガラリと変わります。
絵カードを使って楽しむことはもちろんのこと。絵カードを使って環境を整えることやコミュニケーションとしてのやりとりを習得していく方法として絵カードはとても重要な存在です。
みなさんも絵カードを使って様々な方法で子どもたちと関わってみてはどうでしょうか。

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