行動分析シート(ABC分析)

応用行動分析を用いた指導内容を考えることもあり、「なぜそのような行動をしたのか」を考える際にABC分析をすることがあります。行動分析シートは指導場面以外でも家庭や園、学校での様子などあらゆる場面で活用することができます。 行動分析シート(ABC分析)の使い方 行動前の事象、行動、結果それぞれについて主観は入れずに埋めていきましょう。 行動分析シート(ABC分析)【無料ダウンロード】 行動分析シート(ABC分析)

曜日・今日カード

曜日・今日カードの使い方 曜日・今日カード【無料ダウンロード】 ひらがな曜日カード 今日文字チップ

昨日・今日・明日の教え方

昨日、今日、明日ということばは私たちの会話でよく使われます。「昨日は何食べた?」「今日は暑いね」「明日遊ばない?」など。 今回はこの昨日、今日、明日という概念の学習方法についてお伝えします。 昨日、今日、明日の概念学習の前に これらの時制を示すことばを学習を進める前に2つの学習について進めることもあります。 それは ①ひらがな曜日カード②カレンダー の2つです。 これらは昨日、今日、明日の概念だけでなく、曜日や日付などの時制の学習にも役立つので先に少しだけ紹介します。 ひらがな曜日カードの学習 まずは月曜 ...

どっちの音の数?!

イラストに描かれていることばと同じ音の数を選ぶプリントです。ひらがなを読めなくても音の数を手掛かりに進められるプリントとなっています。 どっちの音の数?!の使い方 左右に〇の異なる選択肢があるため、その選択肢の中から絵と同じことばの音の数を選びましょう。 枠に合わせて切り取りカードにしたりプリントとして活用ください。 どっちの音の数?!【無料ダウンロード】 ①どっちの音の数 ②どっちの音の数 ③どっちの音の数

赤ちゃんはどうしておもちゃを入れたり落とすことが好きなの?!

生後半年~から1歳前後の赤ちゃんはハイハイをしたり、歩いたり自分で移動する手段を学習していきます。 それだけでなく様々なものを手で触ったり、指で摘んでみたり、それを持ったり様々な動作ができるようになってきます。 そのような動作でおもちゃを遊ぶことが増えてきますが、この時期に多い赤ちゃんの遊びはものを落としたり、箱の中に入れたりすることが多いです。大人は一見すると「これは遊んでいるの?」と不思議に思う人も多いかと思います。 今回はそのような不思議は赤ちゃんの遊びについてお話していきます。 入れたり落とすって ...

どうやって進もう?!

矢印チップを使って、ゴールを目指す教材です。どのように矢印を置いたらゴールへたどり着けるのか考えることや計画を立てながら進む学習として活用ください。 どうやって進もう?!の使い方 どうやって進もう【無料ダウンロード】 どうやって進もう?!(矢印チップ) どうやって進もう?!① どうやって進もう?!②

資料

発達支援場面において活用しやすい資料を用意してあります。各ページからダウンロードして活用ください。

計画・実行【教材】

計画・実行の学習で活用できる教材を用意しています。各ページから必要な教材をダウンロードして使用ください。 問題解決シート

ビジョントレーニング【教材】

ビジョントレーニングで活用できる教材を用意しています。各ページから必要な教材をダウンロードして使用ください。

数の学習【教材】

数の学習で活用できる教材を用意しています。各ページから必要な教材をダウンロードして使用ください。数処理・数概念って?も合わせて参照ください。

ひらがなを書く【教材】

ひらがなを書く学習で活用できる教材を用意しています。各ページから必要な教材をダウンロードして使用ください。ひらがな練習の進め方も合わせて参照ください。

ひらがなを読む【教材】

ひらがなを読む学習で活用できる教材を用意しています。各ページから必要な教材をダウンロードして使用ください。ひらがな練習の進め方も合わせて参照ください。

発音(構音)練習はいつから始める?発音練習に必要なこと

ことばを話し始めた子どもは始めから上手な発音ではありません。発音にも獲得段階もあり、身長や体重の成長だけでなく身体の動かし方も上手になると正しい発音が獲得できるようになります。病院で実施される発音練習は構音訓練とも呼ばれており、以下では構音(=発音)という表記で記載してます。 構音の獲得段階 発音の獲得段階はおおよそ上記の順番となります。さ行、ら行は発音の難しい音とされ、魚を「たかな」と言い間違えてしまうことも多いです。しかしこれらの音は5歳頃の獲得が目安となるため、構音練習の実施年齢は5歳前後からとなり ...

ことばの発達【0歳・1歳・2歳・3歳】

ことばは1歳頃から話し始めると言われますが、話し出す前からも指差しをしたりママ・パパに目線を向けたり等コミュニケーションは始まり大人と笑い合ったり物の受け渡し等のやりとりから学習していきます。 このやりとりを通して人とのコミュニケーションは楽しいという気持ちが育まれていきます。 今回そんなことばを獲得し始める前段階からのお話。4歳から6歳までのことばの発達はこちら 0歳・1歳のことばの発達 ことばはすぐに話し始める訳ではありません。 母親のお腹から生まれてきた子どもたちは、外の世界で多数の刺激を受けて育っ ...

発達に合った絵本の読み方

絵本を読んであげたい子どもに合わせた絵本を選ぶことで、より興味を持ちやすくなったり理解が深まります。ではそれぞれの絵本はどのように読んであげることがいいのでしょうか。 初めに述べておきますが、きっとこれには正解はありません。 絵本を通して身近な大人とコミュニケーションをとることが絵本を好きになる近道だと思います。今回はそのような絵本の読み方についてお話します。 ①絵が主となる絵本(おすすめ年齢0〜2歳) 0〜2歳の子どもは「ことば」を獲得する時期です。 これらの絵本は「ことば(単語)」を伝えていく役割を大 ...

言葉を話すために必要なこと

言葉を獲得する要素についてのお話。 言葉は1歳頃始語として表出されることが多いですが、表出される前から言葉の獲得準備をしています。 今記事の内容はどの年齢でも同じですが、2歳頃までの言葉の発達を想定して話を進めます。 言語獲得の要素 言葉の獲得は単一の要素で成立するのでなく大まかに下記の3つの要素の組み合わせがあります。 A.コミュニケーション意欲 自分の思いを伝えたいという気持ち。赤ちゃんは泣くことによって自分の気持ちを伝えます。認知面や運動面の発達を経てアイコンタクトや指差しなどの表現方法を獲得してい ...

赤ちゃんのおすすめおもちゃ・選び方のコツを紹介【月齢別おもちゃ】

「1歳も満たない赤ちゃんはまだ遊んでも何も分からないのではないか」と思う方も多いかもしれませんが、大人の期待する反応(笑ったり、声を出すなど)がなくてもたくさんの刺激を感じて過ごしているのです。 そんな感覚への働きかけが赤ちゃんとの遊びであり、発達を促す関わりの第一歩となります。 おもちゃの選び方のコツ 安全なもの 赤ちゃんは口に入れたり目の前の物を手に取ろうと好奇心で満ち溢れています。 その好奇心を育てるためにおもちゃの大きさや形等を注意して選ぶことで安全に遊べます。 掃除しやすい 口の中に入れたり舐め ...

ひらがな練習の進め方-ステップ別の解説と無料プリント

私たちの周りにはひらがなや漢字が当たり前のように使われています。その中でもひらがなは文字学習の中で早く学習していきます。そこで今回はひらがな学習におけるポイントと無料教材についてご紹介していきます。 ※下記に無料教材の紹介していますがコトノハ教材庫にもまとめてあります。 ひらがなの教え方【重要なポイント】 まず始めにひらがな学習で一番知ってほしいことがあります。 ひらがなは『始めから書かせてはいけない』ということです。 ひらがな練習としてなぞり書きから始めることも多いですが、それはひらがなを読めるようにな ...

【保育士が教える】保育園の選び方

こんにちはコトノハ教室です。 子どもの保育園入園はいつ頃から考えますか。 多くの場合は4月からの入園を考えることが多いと思います。 では次年度の4月入園を考えた時、いつ頃からどのように準備をしていけばいいのでしょうか。0歳児クラスに入園した子は6年という長い年月通うことになる保育園は丁寧に選びたいですよね。 本記事では保育士からの目線で保育園を選ぶポイントをご紹介していきます。 自治体の手続き方法を知る まずは事前準備をしていきましょう。各自治体のホームページや役所のこども家庭支援課などでその地域の保育園 ...

ことばを伸ばす絵カードマッチング

マッチングは物を合わせるという意味で様々な場面で用いられています。 私たちが普段生活している時は特に意識したことはないかもしれませんが、発達過程においてマッチングは必要不可欠なものです。 マッチングはことばを促す学習として使う事も多いです。。 例えば同じカードのマッチング、果物・乗り物カードのカテゴリーを分けたマッチング。 マッチングの活動は多数ありこれらを全て挙げることは出来ませんが、度々使われるマッチングの活動についてお話します。 マッチングで何が身につく? マッチングは合わせるという表現をすることも ...

オノマトペってどのようなことば?

オノマトペは私たちの身近でさりげなく聞いていることばです。「ことば」というより「音」として聞いていることが多いでしょうか。 例えば雨の音は「ざー」、風の音は「ぴゅー」など。周囲の環境だけでなく、私たちがお腹を空かせるとお腹から「ぐ~」という音も聞こえてきます。このように身近にはたくさんのオノマトペで溢れています。 オノマトペはことばの獲得を促しやす自然な流れで度々使われることばかと思います。今回はそんなオノマトペについてお話をしていきます。 オノマトペの種類 オノマトペは全部で5種類のものがあります。子ど ...

ことばの発達【4歳・5歳・6歳】

3歳以上になってくるとことばでのやりとりが出来るようになり、遊んだ場所やお友達の名前などを少しずつ子どもからお話出来るようになります。 そして5歳になると就学にむけて文字の読み書きや表現力が豊かになっていきます。 今回は4歳以降のことばの発達で大切なポイントをお話します。 状況説明力 言葉を覚えたての子どもたちは目の前のおもちゃや動物など知っていることを表現してくれます。 例えば「保育園でなにしたの?」という質問を家庭ですることが多いですが、2歳頃のお子さんははっきりと答えることはまだ出来ません。 この質 ...

ことばの発達におすすめおもちゃ・カード

赤ちゃんが喜ぶおもちゃ、歩き始めるようになってきたら喜ぶおもちゃ。子どもたちが喜ぶおもちゃは数多く存在しています。 ここでは私がことばの学習で使用する物や保護者におすすめとしているおもちゃを紹介しています。 ことばは家の中や外で見たもの、聞いたもの、感じたもの様々な刺激を通して育まれており、ここで紹介したおもちゃをひたすら使えば良い訳ではありません。 おもちゃを使う際も子ども1人で遊んでもらうだけでなく、お友達や大人も一緒に遊ぶことによってより効果的に発達が育まれます。 音が鳴るおもちゃ ものまねぬいぐる ...

小児言語聴覚士として成功するためのおすすめの本

成人・小児問わず、言語聴覚士として働き始めた時は先輩職員から業務諸々教えてもらったり、書籍を読んで知識を蓄えたり。自己研鑽を積む日々を送るかと思います。私も書籍を読み漁ってそれを基に臨床を進めたり。書籍でインプットをして臨床でアウトプットをして自分の知識にしていくイメージでしょうか。 言語聴覚士になってから数多くの関連書籍を購読してきましたが、今回はそれの書籍の中で小児言語聴覚士として持っていて損はないと感じられるものを紹介します。小児言語聴覚士が抱える悩みについて『児童発達支援で働く言語聴覚士の悩みごと ...

昨日・今日・明日の教え方

昨日、今日、明日ということばは私たちの会話でよく使われます。「昨日は何食べた?」「今日は暑いね」「明日遊ばない?」など。 今回はこの昨日、今日、明日という概念の学習方法についてお伝えします。 昨日、今日、明日の概念学習の前に これらの時制を示すことばを学習を進める前に2つの学習について進めることもあります。 それは ①ひらがな曜日カード②カレンダー の2つです。 これらは昨日、今日、明日の概念だけでなく、曜日や日付などの時制の学習にも役立つので先に少しだけ紹介します。 ひらがな曜日カードの学習 まずは月曜 ...

赤ちゃんはどうしておもちゃを入れたり落とすことが好きなの?!

生後半年~から1歳前後の赤ちゃんはハイハイをしたり、歩いたり自分で移動する手段を学習していきます。 それだけでなく様々なものを手で触ったり、指で摘んでみたり、それを持ったり様々な動作ができるようになってきます。 そのような動作でおもちゃを遊ぶことが増えてきますが、この時期に多い赤ちゃんの遊びはものを落としたり、箱の中に入れたりすることが多いです。大人は一見すると「これは遊んでいるの?」と不思議に思う人も多いかと思います。 今回はそのような不思議は赤ちゃんの遊びについてお話していきます。 入れたり落とすって ...

天然成分で赤ちゃんの肌を守る「ALOBABY UV&アウトドアミスト」

天然由来成分の安心感 ALOBABYのUV&アウトドアミストは、100%天然由来成分で作られており、新生児から安心して使用できます。赤ちゃんの敏感な肌にも優しく、保湿効果が高いため、日常のスキンケアとしても最適です。 SPF25 PA++の紫外線対策 紫外線対策としてSPF25 PA++を採用しており、日常の外出時に必要なUVカット効果を提供します。紫外線から赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、毎日の習慣として使うことをおすすめします。 ディート不使用で安全性重視 虫除け成分としてディートは使用 ...

【AIR BUGGY】ベビーカーがパンクしたときの対処法

エアバギーのベビーカーは快適な走りを目的としてエアタイヤが用いられています。エアバギーのベビーカーを使っていますが、ある日タイヤの空気を入れてもすぐに抜けてしまう…つまり…これがパンクというやつか!とその時はショックでした。この記事ではエアバギーのベビーカーがパンクしてしまった時の我が家の対応についてお話します。 パンク修理で使ったもの 本題の前に必要だったものを先にお伝えしておきますね。 パンクとはどのようなこと? パンクとは大雑把に言うと空気が抜けることです。自転車のタイヤと同様に、空気が抜けてしまう ...

洗濯物と一緒にオムツも洗濯?!【対処方法・経験談】

日々子育てに追われている日常で、毎日と言っていいほど行われている洗濯。 そのような洗濯ですが、ある出来事が起きました。それはタイトルからわかるように洗濯物と一緒にオムツも洗濯してしまったということ。 しかもそのオムツの数6個…。とてつもなくショッキングな出来事でした。 今回は私が洗濯物と一緒にオムツも洗濯してしまった経験談についてお伝えします。 オムツを洗濯してしまった経緯 経緯は気づいたら洗濯物と一緒にオムツが混じっていたという衝撃。蓋を開けてみればびっくりでした。 そしてオムツの入っていた数は衝撃の6 ...

滑舌を良くするためには口の体操をすればいい?!

歯科医院や言語聴覚士、または他の支援者から発音指導として口の体操を勧められることが多いです。 人は声に出してことばを伝えるためには舌や唇などの動きはとても重要です。その舌の動きを動かすことを目的として口の体操を勧めるのでないでしょうか。今回はそのような口の体操についてのお話。 口の体操はなぜやるの?! 適切な発音するための筋肉や位置を安定させる目的で実施してるかと思います。 適切な発音を獲得するには舌や唇などを動かす筋肉が必要です。 口の体操(動かし方)として耳にすることは「口周りの食べ物を舌でとってみよ ...

発音(構音)練習はいつから始める?発音練習に必要なこと

ことばを話し始めた子どもは始めから上手な発音ではありません。発音にも獲得段階もあり、身長や体重の成長だけでなく身体の動かし方も上手になると正しい発音が獲得できるようになります。病院で実施される発音練習は構音訓練とも呼ばれており、以下では構音(=発音)という表記で記載してます。 構音の獲得段階 発音の獲得段階はおおよそ上記の順番となります。さ行、ら行は発音の難しい音とされ、魚を「たかな」と言い間違えてしまうことも多いです。しかしこれらの音は5歳頃の獲得が目安となるため、構音練習の実施年齢は5歳前後からとなり ...

家で絵本を読まないと言葉の発達に影響あるの?!

絵本はどの世代からも親しみを持たれており保育園や幼稚園、学校でも多数用意されています。 絵本を読み聞かせてあげると発達に良いと言われることもあります。 語彙数を増やす以外にもコミュニケーション面にも良い影響をもたらすとされていますが、何かと忙しい家庭場面でも絵本を読まなくてはいけないの?という疑問もあるかもしれません。 今回はそのような疑問を解消できるように『家で絵本を読んであげないと言葉の発達に影響あるの?!』という疑問についてお答えします。 お家で絵本を読まないといけない?! 「絵本は発達に良いから読 ...

ことばの発達【0歳・1歳・2歳・3歳】

ことばは1歳頃から話し始めると言われますが、話し出す前からも指差しをしたりママ・パパに目線を向けたり等コミュニケーションは始まり大人と笑い合ったり物の受け渡し等のやりとりから学習していきます。 このやりとりを通して人とのコミュニケーションは楽しいという気持ちが育まれていきます。 今回そんなことばを獲得し始める前段階からのお話。4歳から6歳までのことばの発達はこちら 0歳・1歳のことばの発達 ことばはすぐに話し始める訳ではありません。 母親のお腹から生まれてきた子どもたちは、外の世界で多数の刺激を受けて育っ ...

離乳食を泣いてしまって食べない!?そんな時のお勧め対応

生後5~6ヵ月から離乳食を始めていきますが、始めてみたけど赤ちゃんが泣いてしまって全然食べてくれない、始めは食べてたのに大きくなるにつれ食べてくれなくなってきた。など食べてくれなくて困ったことがありませんか。我が家でもそのようなことをたくさん経験してきました。今回はそのような悩みに対して色々試しながら上手くいった方法を紹介します。 どうして泣いてしまうの? そろそろ離乳食の時間だから準備をしよう。「今日は食べてくれるかな」なんて思いながら準備をすることもありますよね。 そもそも赤ちゃんが泣いてしまう理由に ...

話したい気持ちを引き出すために!?

私たちが当たり前の様に用いている言葉は話し言葉だけでなく文通やメールなどの文字も言葉に含まれます。 これらを使用してコミュニケーションをしますが、何を目的としてコミュニケーションするのでしょうか。 仕事でもコミュニケーションしながら進めていきますが、仕事の目的は経済的報酬を得るためが大半の理由として占めると思います。 では仕事以外のプライベート場面ではどの様な時にコミュニケーションするでしょうか。LINEやメールを使って食事の約束をしたり、直接会って他愛ない話をしたり。これらは「話したい」という気持ちを満 ...

離乳食はいつから始める?!離乳食初期の体験記

ミルクを飲む量が増えて5~6ヵ月に近づくと離乳食を意識し始めますよね。 4ヵ月半健診でも離乳食についてのお話がありました。 今回はそんな離乳食の始め方や実際にやってみてどうだったかお話していきます。 ここで紹介している離乳食関連グッズは離乳食グッズに載せています。 離乳食はいつから始める? 離乳食は生後5~6ヵ月の赤ちゃんから始めていきます。ママのお腹から生まれた赤ちゃんはママから送られてくる栄養やミルクでエネルギーを補っていますが、赤ちゃんが成長するにつれ、それだけでは補えなくなってきます。 そのため不 ...

昨日・今日・明日の教え方

昨日、今日、明日ということばは私たちの会話でよく使われます。「昨日は何食べた?」「今日は暑いね」「明日遊ばない?」など。 今回はこの昨日、今日、明日という概念の学習方法についてお伝えします。 昨日、今日、明日の概念学習の前に これらの時制を示すことばを学習を進める前に2つの学習について進めることもあります。 それは ①ひらがな曜日カード②カレンダー の2つです。 これらは昨日、今日、明日の概念だけでなく、曜日や日付などの時制の学習にも役立つので先に少しだけ紹介します。 ひらがな曜日カードの学習 まずは月曜 ...

保育と療育での絵カードの使い方

保育と療育は、共に子どもたちの成長や発達支援という点に関して同じですが、「保育でどのように絵カードを使ったらいいですか?」と聞かれることもあります。療育では絵カードを様々な方法で用いています。保育と療育での絵カードの使い方について分ける必要はないかもしれませんが、今回はそれぞれの場所でどのように絵カードを活かせるか考えてみます。 保育と療育の違い 保育と療育の主な違いは、対象となる子どもたちの特性と、提供される支援の内容や方法です。保育は、主に全ての子どもを対象にした日常生活の支援であり、集団生活の中で社 ...

ことばの指導でなぜ絵カードを使う?

「ことばの数を増やしたい」「発音をよくしたい」などことばに何らかの悩みを抱える人たちが増えてきている昨今ですが、そのような人たちに対してことばの指導を進めていきます。ことばの指導は言語聴覚士に限らず保育士や学校の先生なども実施しており指導の中で絵カードが使用されることが多いです。そのようなことばの指導ですが「なぜ絵カードを使うのですか?」「絵カードがなくても出来ませんか?」など純粋な声も挙がります。そこで今回はことばの指導でなぜ絵カードを使うのかについてのお話。 絵カードを使う理由 そもそも絵カードはこと ...

絵カードを使って感情表現を豊かにする

語彙力が増えて交友関係が増えると楽しいことも嫌なことも様々な感情が生まれていきます。嫌な感情は必ずしも悪という訳ではなく誰もが持っている感情です。嫌という負の感情は表出するとどうしても目立ってしまい課題として挙げられることも多々あります。今回は絵カードを使ってどのように感情と向き合っていけばいいかお話します。 絵カードで感情表現の基本を学ぶ 絵カードはことばの指導の中で度々使われるものです。見たり聞いたり様々な使い方がありますが、感情表現を学ぶためのものとして使うことも可能です。特にことばの発達がゆっくり ...

ひらがなは全部で何文字?!何歳くらいから読み書きが出来る?!

ひらがなは50音表を用いながら学習が進められることが多いですが、50音表に記載されているひらがな数は46文字です。 ひらがなは基本的に母音、母音と子音の構造から成り立ちます。 50音表は母音の行(5)と母音を含めた子音の行(10)を掛け合わせた数を当てはめただけで実際に50文字あるわけではありません。 例外として母音を含まない”ん”を便宜上50音表に含めています。 50音表の46文字の他に濁音、半濁音を含めると71文字となります。※濁音(例:が,だ)、半濁音(例:ぱ) 拗音36文字(ゃ、ゅ、ょ)、促音(っ ...

子どもの遊びと象徴機能

象徴という単語が使われることばに『鳩は平和の象徴』があります。これは「鳩がオリーブを咥えて平和を知らせてくれた」という言い伝えがあるとかないとか。 象徴機能の象徴もこれと同じ意味として扱われます象徴機能はことばの発達において重要なことです。象徴機能の内容は当たり前の様に感じることかもしれませんが、文面化する難しさを感じた内容です。それに加えて子どもたちの遊びについて触れています。 象徴機能とは 象徴機能は実際の物や出来事などを他の手段で表現する機能を言います。 例えば、四足歩行の「ワンワン」と鳴く動物はな ...

発達支援の5領域〜学習ニーズシート〜

発達支援において5領域という考えがあり、令和6年度障害福祉サービス報酬改定において、5領域を全て含めた総合的な支援を提供することを基本とし、支援内容について事業所の個別支援計画書において5領域とのつながりを明確化した上で提供することを求めるといった内容が決まりました。 5領域ニーズを把握するために保護者や本人と話しをする必要があります。そのため、ニーズを整理しやすくなるようにと思い学習ニーズシートを作成しました。 学習ニーズシートの使い方 5領域にそっての項目について保護者や本人に記入をしてもらう、または ...

同じ手の形を作ろう

同じ手の形を作ろうはグーチョキパーの形がマス上に描かれているプリントです。1つずつのマス目に描かれている同じ手の形を作っていき、見た情報(入力)と手の形(出力)の整理を行うことを狙いとしたプリントです。 同じ手の形を作ろうの使い方 同じ手の形を作ろう【無料ダウンロード】 同じ手の形を作ろう

CLASP 吃音、チック症、読み書き障害、不器用の特性に気づく「チェックリスト」

吃音、チック症、読み書き障害(限局性学習症)、不器用(発達性協調運動症)は就学前の気付きとして見過ごされてしまうことが多いためCLASPを用いて入学前にこれらに苦手さを抱える子どもだちを発見し支援に繋げていくことを目的としたものです。 幼稚園、保育園、巡回相談の先生たちがチェックしていきます。活用マニュアルにはチェックの付け方や活動例や助言例が具体的に示されているため活用されて下さい。 吃音、チック症、読み書き障害、不器用の特性に気づく「チェックリスト」活用マニュアル

ビジョントレーニングとは

ビジョントレーニングはものを見る、脳で理解する、その情報を出力するという見る力を伸ばすトレーニングとなっています。 ものを見る、脳で理解する、情報を出力する力が安定していないと認知面に対しての学習も躓きが出てしまうことも多いです。それらを鍛えるとするビジョントレーニングについてお話しします。 ビジョントレーニングを構成する3つの能力 眼球運動 追従性眼球運動 ものを辿ることや動いているものを追う動きのこと。例えば、一列に連なった文字を見ること、動物の動きを目で追う等。 跳躍性眼球運動 ある点からある点に目 ...

滑舌を良くするためには口の体操をすればいい?!

歯科医院や言語聴覚士、または他の支援者から発音指導として口の体操を勧められることが多いです。 人は声に出してことばを伝えるためには舌や唇などの動きはとても重要です。その舌の動きを動かすことを目的として口の体操を勧めるのでないでしょうか。今回はそのような口の体操についてのお話。 口の体操はなぜやるの?! 適切な発音するための筋肉や位置を安定させる目的で実施してるかと思います。 適切な発音を獲得するには舌や唇などを動かす筋肉が必要です。 口の体操(動かし方)として耳にすることは「口周りの食べ物を舌でとってみよ ...

絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS)のメリット・デメリット

ことばを促す方法としてジェスチャーや幼児語・オノマトペを使用すること、声掛け(関わり方)を工夫するなどがあります。 その中でも絵カードを用いた絵カード交換式コミュニケーションシステム(以下PECS)というものもあります。 絵カードを用いることによってことば(音声言語)を話す頻度が減るのではないかと言われることも多いですが、そのようなエビデンスは存在しません。 今回はそのような誤解も多いPECSについてお話します。私も個別指導ではPECSを用いたことばの発達指導をすすめています。 PECSとは?! PECS ...