意外に知られていない巡回相談の役割

こんにちはコトノハ教室です。みなさん巡回相談をご存知ですか?
巡回相談は園が外部の機関(自施設で雇用している場合もあります)に依頼して所属している園や学校へ子どもの発達状況の確認にきてもらうことを言います。
巡回相談は市町村で実施しているもの、療育機関で実施しているもの、その他の発達関連機関で実施しているもの等多岐に渡って実施しています。
園によって巡回相談の実施の有無や頻度が大幅に異なってくるため一概には言えませんが少しでも参考になればと思います。

パターンとして①園からの依頼による巡回相談②保護者からの依頼による巡回相談があります。

園からの依頼による巡回相談

実施しているところ、そうでないところ様々です。

子どもたちの生活場面をよく知っている人は親を除いて先生(保育士、幼稚園教諭、小学校教諭など)です。たくさんの子どもたちを観ていると「あれ?なんか発達がゆっくりかも?」と先生たちは段々と気づいていきます。

まずはそんな気付きを集めていきます。そこから園の方から「専門家にきてもらおう」と巡回相談を市町村に依頼します。

日程調整→巡回相談日→フィードバックという流れになります。

フィードバックに関してですが、専門家から先生に対するフードバックが多いです(専門家と保護者が会うことが難しいため)。

そのため、園の先生から→保護者へ巡回の内容を伝えることが多いです。

大まかな流れはこんな感じ

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園からの依頼による巡回相談は保護者に子どもの様子を伝えることはもちろんです。
しかしこれだけでなく園の先生たちに対しての指導も比重として大きく含まれています。
子どもが園で生活をしやすいように声かけの仕方や環境を整えるなどの助言があります。

これをきっかけに園で工夫しながら支援をしていくのか。それとも療育へ結びつけていくかは先生または保護者の意見次第となります。
この部分が曖昧な部分かもしれません。

この曖昧さを無くすため専門家を園や学校で雇用する流れがあることは喜ばしいです。

保護者からの依頼による巡回相談

園の方から市町村へ繋げてくれないというケースはこちらを使うと良いかと思います。
保育所等訪問支援事業所から巡回相談へ行ってもらう方法です。

手続きをざっくりと言ってしまうと

市町村へ申請→利用計画を作成→支給日数決定→保育所等訪問支援事業所と契約→巡回相談へ

このような流れかと思います。

支給日数次第ですが保護者の希望次第で1回/年だけでなく1回/月も可能となります。※この支給日数は療育へ通う日数も含まれてしまうためご注意ください。
(例:支給日数5日/月→療育5日/月使ってしまった場合は保育所等訪問0回。
療育4日/月の場合は保育所等訪問支援1回)

保育所等訪問支援事業から実施した際は必ず専門家→保護者に対してフィードバックがあります(もちろん専門家→先生も含まれます)。

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まとめ

園からの依頼による巡回相談は保護者が「小さいから大丈夫だろう」と思ってる方が大半です。
そのため、先生から保護者へのフィードバックの時に保護者が子どもの発達に直面できるかが懸念されます。

一方

保護者からの依頼による巡回相談は保護者自身から申請しなくてはならないため、「発達の遅れはわかっているから、どうしたらいいのか?」と支援方法を求めていることが大半です。そのため、ある程度受容できている中での巡回相談のことが。
この部分が園依頼のものと違うのかなと思います。

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