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更新情報

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【6月の更新情報一覧】
・数の学習『たし算・20までの数』『ひき算・20までの数』『たし算・ひき算・20までの数
・言語の教材『文をつくろう
・ひらがな学習『文字を並び替えよう
・ビジョントレーニング教材『形を置き換えよう

言葉の役割

こんにちはコトノハ教室です。

毎日使っていることば。

みなさんはことばの役割としてどのようなものがあると考えますか?

例えば

何か物を要求するときに使うことばや意思表示をするためのことばなど。

ことばがもたらす役割はたくさん様々です。

今回はことばにはどのような役割があるのか解き明かしていきます。

ことばの役割

ことばの役割として以下のようなものがあると考えます。

肯定
拒否
要求
叙述

肯定

〜でいい。
賛成を示すことばとして使われます。

大人「こっちのご飯でいい?」
子ども「そっちのご飯でいいよ」

拒否

〜はいや。
拒否を示すことばとして使われます。

大人「こっちのご飯でいい?」
子ども「そっちのご飯は嫌だ」

要求

〜が欲しい。子ども「あのおもちゃが欲しい」

叙述

物事を伝えることばとして使われます。

子ども「あっちにおもちゃがあるよ」
※指差しや三項関係ではこの叙述的な表現として含まれています。

①肯定②拒否は人からの誘い掛けに対して反応を示すことばとして使われることが多いです。

一方

③要求④叙述は子ども自身からの誘い掛けることばとして使われることが多いです。

①〜④はことば(音声)だけで表現する訳ではありません。

例えば拒否についてはわかりやすかもしれません。

ことばがまだ上手でない子どもはことば(音声)でなく、泣くことによって拒否する気持ちをします。

そして

泣くという行動は拒否を示すことだけが目的ではありません。

生まれたての子ども(赤ちゃん)は泣くことによって空腹やトイレを示してくれます。
→この状況での泣くという行動は拒否ではなく、相手に物事を伝える④叙述的な役割として用いられます。

気持ちを伝える手段

ことば(音声)だけが気持ちを伝える手段ではありません。

上記でも少し述べましたが、泣くことによって拒否する感情を示します。

指差しや目線などで叙述的な表現を示します。

状況によっては抱きついたり、ボディタッチで感情を示すことがあるかと思います。

子どもと普段一緒に生活をしているとことばの部分に注目されがちです。
しかし、子どもがどのような手段で気持ちを表現するのかという点もとても重要なことです。

どのような手段で。そしてその手段がどのような意味(ことばの役割)を示しているか知ることによって、子どもの意図を上手に汲み取ることが出来るようになるかもしれません。

今回は①肯定②拒否③要求④叙述という4つのことばの役割についてお話をしてきました。厳密にはこの4つの役割以外にもあるかもしれませんが、上記の役割が子どもと関わる上で大切と思い紹介しました。

これらの役割を念頭に置きながら、どのように表現するのか、どのことばの役割を使うことが多いのか考えながら子どもと関わってみてはどうでしょうか。

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