こんにちはコトノハ教室です。
発達支援をするにあたり、どのようなことを考えて関わっていますか?
発達支援に携わる人にはとても欠かせない考えとなっています。
これから紹介する内容は児童発達支援ガイドラインにより詳細が解説されています。
3つの支援とは
子どもの発達支援には①本人支援 ②家族支援 ③地域支援 の3つの支援があります。
今回お話する5つの領域というのは①本人支援に含まれる領域となっています。
本来の発達支援はこの3つを総合的に支援していくことがとても大切となっています。
なおこちらは児童発達支援ガイドラインにより詳細が載っています。
発達支援(本人支援)の5つの領域とは?
発達支援をしていく上で欠かせないポイントことがあります。
それが5つの領域です。
この5つの領域というものを子どもと関わる上での1つのポイントとして支援してもらえればと思います。
5つの領域として細分化されていますが将来的な目標は子どもたちが大きくなったときに少しでも自分らしく生活を送れるということです。
健康
◯生活リズムの形成
トイレや食事、着脱のような生活習慣を身につけることや、日中に活動を促して睡眠リズムを整えることがとても大切なこととなっています。
◯健康状態の確認
健康状態をチェックすることや成長過程に沿っているのかなど。
体を上手に動かせない子どもには意思表示の手段の確保としてサインを確立したり、排泄量や血圧、体温など日常生活と変わりがないか確認をする。
運動
◯姿勢や運動機能の向上
椅子に座っている姿勢や日常生活で使う手足の動き(階段を上る練習や物をつまむなど)の練習。
関節が固まらないように動かしてあげたりほぐしてあげる
◯感覚機能の総合的な活用
触覚や平衡感覚(揺れ)などの刺激が好きな子どもに対しては適度な刺激を与えていく。子どもによって異なる感覚機能を遊び場面などに取り入れていく
認知
◯認知発達を促していく
色や形、数の概念などの認知機能を習得していく
感覚機能をたくさん活用していき認知機能に結びつけていく
◯認知特性の偏りに対応していく
感覚過敏や偏食、こだわりなどの認知特性を理解するとともに、子どものペースで少しずつ支援していく
言語
◯ことばの形成
ことばを話す練習のみならず、理解面も含めて総合的にことばの支援をしていく。
読み書き能力の獲得に向けて支援をしていく
◯非言語手段を活用していく
表情を豊かに表現することや指差し、ジェスチャーなどの非言語コミュニケーションも活用していく
社会性
◯対人関係の形成
身近な人との信頼関係を構築していく。人とのやりとりを習得していく
1人の世界を楽しむのではなく、周りの人を意識できるように支援していく
◯集団ルールを学んでいく
集団での生活の仕方や順番を守る、時間を守るなど規則正しい生活を集団生活で取り組めるように支援をしていく
まとめ
発達支援には本人支援や家族支援、地域支援がありますが、今回は本人支援の中の5領域について簡単にですがお話をさせていただきました。
発達支援をしている場所で5領域のどれかに特化している場所が増えているため、5つ全ての領域について知っている人が少ないかもしれません。
何かに特化していくことでも良いことですが、他の領域のこともあるとわかってもらえれば嬉しい限りです。