おもちゃよりも大切なものとは?親子のやりとりが子どもの心と言葉を育てる理由

子育てをしていると、「せっかくおもちゃを買ったのに、すぐに飽きてしまった」「子どもが一人で遊んでいて、大人は見ているだけになってしまう」そんな悩みを抱えることがあるのではないでしょうか。

おもちゃは子どもにとって楽しい存在ですが、本当に子どもの心を育てるのは、大人との関わりそのものです。

この記事では、ごっこ遊びややりとり遊びがなぜ発達に重要なのか、ママやパパがどのように関わればいいのかを解説します。

ごっこ遊びややりとり遊びが子どもに与える影響

ままごとや電車ごっこ、お店屋さんごっこといった遊びは、単なる暇つぶしではなく、これらの遊びには、子どもの心、ことば、社会性といった多くの発達要素が含まれています。

とくに重要なのが、「誰かと一緒に」遊ぶことです。

子どもにとってのいちばん身近な遊び相手は、ママやパパです。

「おいしいね」「いらっしゃいませ」など、やりとりを通じて、子どもは人と関わる楽しさや言葉の意味を自然と学んでいきます。

コミュニケーションが苦手な子にも届く声かけの工夫

たとえば、子どもがコップのおもちゃを持ってきたとします。

言葉でうまく伝えるのが難しい子どもは、大人の前に差し出すだけかもしれません。

そんなとき、大人が子どもの代わりに「はい、どうぞ。ジュースです」と声をかけてあげるだけで、子どもはそのやりとりを内面で理解し始めます。

親が子どもの気持ちを通訳するような関わりをすることで、子どもは言葉の使い方を学び、社会的なやりとりにも慣れていきます。

忙しい親でもできる 遊びを育ちに変える3つのポイント

子どもとの遊びに毎回全力で付き合うのは大変です。

そこで、負担をかけすぎずに言葉と心を育てる関わり方として、以下の3のポイントをおすすめします。

子どもの行動に一言添える

見守りながら、今子どもがしていることをそのまま言葉にしてみましょう。

例:「アイスを作っているんだね」「車が速く走っていったね」

これだけで、子どもは自分の行動を理解してもらえたと感じ、安心感が生まれます。

少しだけ反応してみる

子どもが何かを見せてきたら、大げさではなくてもいいので少しだけ反応してみましょう。

例:「それ、イチゴのアイス?ママも食べていい?」

全部の流れに乗らなくても、ちょっとしたリアクションで遊びがふくらみます。

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ごっこ遊びに台詞を添える

ごっこ遊びが続きそうなときは、雰囲気に合った言葉を一つ加えてみましょう。

例:「いらっしゃいませ、冷たいアイスですよ」「電車が出発します。次はどこかな?」

このひとことで、子どもの想像の世界がさらに広がります。

遊びは子どもにとっての学びの場

遊びは子どもにとっての教科書である、その中で想像力、対人関係、言葉、感情の表現など、あらゆる発達が遊びの中で育まれます。

ママやパパが少し関わるだけで、遊びの質は大きく変わります。

「教える」ではなく、「一緒に楽しむ」姿勢が、子どもの心の成長を支えます。

遊びの中で育つ親子の関係

子どもにとって、「一緒に楽しんでくれる大人」は最高のパートナーです。

特別なスキルがなくても、親だからこそできる関わりがあります。

完璧であったり全ての遊びに付き合う必要もありません。

ただ、少し声をかけて、一緒に笑い合うこと。それだけで、子どもの世界は広がります。

おもちゃに頼るだけでなく、人との関わりの中で遊びを育ちにつなげていく視点を、日々の子育てに取り入れてみてはどうでしょうか。

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