言葉の練習!言葉が子どもに伝わっているのか確かめよう【模倣応用】

こんにちはコトノハ教室です。

ことばは周囲の人の声や動きを真似しながら習得していきます。

実際には声を真似するだけでなく大人の動きや表情を真似していきます。

上記記事では真似してことばを学ぶ方法をお伝えしましたが、ことばは話すだけでなく「言っていることがわかる(理解)」という能力も必要です。

子どもはすぐに話し出すわけではなく、大人の声に耳を聞き分けてことばを理解することが先です。そのためことばの学習をさらに深めるために“理解の促し方”に焦点を当ててお話します。

ジェスチャー(身振り)とことば編

ジェスチャーは身近なことばを手などを使って表現することによって見ただけで何を言っているのか理解することができるとても優れたコミュニケーション方法です。

今回はこのジェスチャー(一緒に声も出す)を使いながら子どもの理解する力を学ぶ方法を紹介します。

ジェスチャーはたくさんありますが、ここでは

シャカシャカ(歯を磨く動作)

この歯を磨くという動作のジェスチャーを使って練習していく方法をお伝え致します。

シャカシャカ(歯を磨く)という動作は歯を横に磨くような動作をするかと思います。

この動作を実際に真似してもらってください。

この動作をする時は動作だけでなく、シャカシャカと一緒に声に出してあげてください

シャカシャカ(動作)

このとき、お子さんの方は動作をするだけでOKです。
(もちろん声を一緒に出して言ってもらっても構いません)

音だけ聞いてわかっているのか確かめよう!

上ではシャカシャカ(歯を磨く)動き+声を合わせて子どもに見せていましたが、ここでは「シャカシャカ」という声だけで動作は見せません。

子どもには「シャカシャカ」ということばを聞いて“シャカシャカ”という歯を磨く動きをしてもらいます。

「シャカシャカ」

歯を磨く動作

これで歯を磨く動作をすることができればOKです。もしこれで出来なかった場合は一つ前に戻って「シャシャカ」という動きに声を付け加えてあげて練習してみてください。


今までは声で聞くということ+歯を磨くという動作(ジェスチャー)を用いて真似をしていました。しかし声だけ聞いて歯を磨く動作が出来るということは、声という耳からの情報だけで出来るようになったということです。

これが出来るようになったということは、耳だけの情報で反応できるようになったという証であり、今後もどんどん耳からの情報のみで聞き分けることができるようになってきます。

歯を磨く以外にも

もしもし(電話する)
ごくごく(水を飲む)
ぱちぱち(拍手)
はーい(手を上げる)

などは音声と身振りで表現しやすいのでこれらも交えながら進めるのもありです。

まとめ

最初は見た情報(ジェスチャー)と耳(声)からの情報の二つから物ごとを判断していましたが、見る情報を外していくことによって耳からの情報のみで物事を捉えることが出来るようになってきます。

耳からの情報で理解できるようになることで、声に対して意識を集中することが出来るようになります。この声に集中するということをたくさん経験することによってことばの理解力を身に付いていくのでこれらの方法に挑戦してみてください。

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