集団と個別場面でことばを引き出すには

こんにちはコトノハ教室です。

ことばのレッスンは個別で行われることが多いですが、子どもたちの生活する場は集団場面が多いです。

集団場面ではたくさんのお友達と一緒に遊んだり学習をしたり。

逆にことばのレッスンのような個別場面は大人と子どもが1対1で進めていきます。

そのような集団と個別場面ではことばを引き出す役割が異なります。

集団での言葉の発達を促す遊び

集団ではお友達など人を意識した関わりが大切となります。

特に集団ルールや暗黙なルールのような目で見えない状況は具体的に伝えなければなりません。そのためにソーシャルスキルトレーニング(以下SST)のような練習や遊びを取り入れることが多いのではないでしょうか。

具体的には
お友達の気持ちを考える →泣いているお友達がいたら泣いている理由を考えてもらう (相手の立ち位置で考えてみる)。

社会ルールを考えてもらう →食事の前は…手を洗う。朝の挨拶は…おはよう 一日の振り返りをしてもらう →今日はお友達とどんな活動をしたのか。

時にはロールプレイングのような実戦形式で学習を進めることもあります。

カードを使った取り組みとして
カルタ遊び(絵カード遊び)をやることも多いです。

友達同士が丸くなって、その真ん中にカルタ(絵カード)を並べます。

カルタを取れた子どもは見てもらう(休憩してもらう)等の工夫をしないと、ひたすら同じ子どもがカルタをとってしまうなんてことが多々あります。

カルタ遊びのほかにすごろく遊びもおすすめです。

数の認識お友達との順番を意識することもできます。

集団での言葉の促しは子ども同士で協力したり順番を意識することが出来るような活動を取り入れていることが多いです。

個別での言葉の発達を促すポイント

個別ではご家庭でも取り組めることをお伝えすることもあります。

ことばのレッスンでは以下のようなことを行います。

ことばが少ない場合

・まずは真似をしてもらう練習 →言葉の真似が難しければ、手遊びをすることも。
・ジェスチャーの模倣(歯磨きの動きなど)
・幼児語に対してジェスチャーをしてもらう(シャカシャカ→歯磨きのジェスチャー)
・幼児語に対してその物をとってもらう(シャカシャカ→歯ブラシをとってもらう)
・一音ずつ真似して発声してもらう(母音特に「あ・い・う」が真似しやすいかも)
・複数の音を組み合わせて声を真似してもらう→実際の言葉を真似してもらう などまずは真似をしてもらうことを意識して言葉を促していきましょう
→オノマトペや幼児語のような言葉は子どもにとってわかりやすく言いやすい言葉となっています。

詳細は『真似で育むコミュニケーション』で解説しています。

・絵カードを使ったことばの促し方もあります。聞こえたカードを選んでもらったり、絵カードの名前を言ってみたり使い方は様々です。
保育園や家でも遊べる絵カードの使い方は『ことばを育む絵カードの使い方』で解説しています。

文レベルが言える場合

・職員の言った絵カード2枚をとってもらう(りんご、レモンをとって)。
出来るようなら数を3枚などに増やしてください →2つ以上の単語を聞いて覚える力(文を聞き分けることに必要です)を伸ばします。
・色や形などの形容詞を意識した遊び(赤い物とって。アンパンマンを見せて形を聞いて「まる」と答えてもらう)
・数を意識した言葉の促し(2つとってなど)。数字の歌など
・過去のお話しをしてもらう(この間パパと動物園言ったなど聞き取る)
・ヒントクイズ=数個のヒントとなるキーワードを言ってその言葉を当ててもらう(赤い、丸い、果物→りんご)

シャボン玉遊び、吹きごま、吹き戻しなどのおもちゃを使うことによって口の筋肉を鍛えてあげることも可能です。

子どもは“ボタンを押したら光る”など行動に対して反応があるおもちゃを好む印象にあります。

上手に真似をすることができたら、そのボタンを押させてあげるなどの工夫をすることによって言葉を引き出すきっかけを作ることが出来ます。

これらは乳幼児の子どもが好む玩具として度々使う事が多いです。特に赤ちゃんが使うような玩具は光る、音が鳴る等5感を刺激するものが多いです。これらのおもちゃは『赤ちゃんのおすすめおもちゃ』『ことばの発達におすすめおもちゃ』で紹介しています。

まとめ

集団と個別場面で期待されている活動が異なります。

個別の方が大人とゆっくり学習することが出来ますが、ことばはコミュニケーションをするための学習します。

そのためお友達とのコミュニケーションを学ぶには集団での活動の方が期待度が高いです。

個別と集団のそれぞれで何を求めているのかを吟味した上で学習場所を決めていきましょう。

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